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「ヒロインが相手を独占しない関係を読んでみたい」——そんな気分に応えてくれる一冊。夫の浮気で離婚したヒロインと、その家に転がり込んだ大学生のラブコメを、夜棚(よるたな)が紹介します。
作品の基本情報
| タイトル | おっとりみだらな三上さん |
|---|---|
| 作家 | ポン貴花田 |
| レーベル/出版社 | エンジェル出版 |
| 作品形式 | 成年コミック(単行本) |
| 主なジャンル | ラブコメ/ハーレム |
| 属性・シチュ | ナース/巨乳/両想い・ラブラブ/ハーレム/複数プレイ/ラブコメ |
| 発売日 | 2019年2月16日 |
| 価格 | 1,100円(税込・配信時点) |
| ボリューム | 196ページ |
結論
評価:★★★☆☆(★3 / 5)
可愛い系の絵柄で、エロの密度はしっかり。ヒロインのほうから別の女性との関係を勧めてくる立て付けが目を引く一方、シチュエーションの幅はそれほど広くなく、読み終わって残るのは「エロかった」という手応えに落ち着く一冊です。
こんな人におすすめ
- 可愛い系の絵柄で、しっかりエロい作品を読みたい人
- ヒロイン公認で関係が広がっていくハーレム・複数プレイが好きな人
- NTRや鬱展開のない、後味の軽い一冊を探している人
向かない人
- ヒロイン一人だけを追う、一途な構成を求める人
- シチュエーションのバリエーションを重視する人
- じれったい距離感より、関係がどんどん進む展開を読みたい人
- 作品タイプ:連作(全10話・この巻で完結)
- 絵柄:可愛い系
- 主な属性:ナース・巨乳
- 関係性・シチュ:両想い・ラブラブ/ハーレム/複数プレイ/ラブコメ
- 読み味:じれったい・エロ重視
- NTR要素:なし
- 後味の悪い終わり方:なし
- 鬱展開:なし
- 暴力的な描写:なし
- 人を選ぶ要素:なし
あらすじ・世界観
会社の先輩だった夫と結婚して5年目。三上いづみは、その夫から浮気相手の妊娠を告げられ、離婚を選びます。
そんな折、自分の不注意で怪我をさせてしまった青年・翔太を気遣ううち、いづみと翔太の距離は縮まっていきます。住まいが見つかるまでという約束で翔太を自宅へ迎え入れ、静かだったいづみの暮らしは少しずつ形を変えていきます。
ただし、二人の関係はまっすぐ恋人へ向かうわけではありません。いづみは翔太を自分だけのものにしようとせず、ほかの女性との関係まで後押ししてしまう——そこがこの作品のいちばんの特徴です。
夜棚レビュー
- ヒロイン公認で広がっていく関係:一言で言えば「ヒロインから別の女性との関係を勧められる作品」です。翔太を囲い込まないいづみの態度が物語の芯にあり、ハーレム・複数プレイの展開もそこから地続きで広がっていきます。
- 可愛い系の絵柄と、エロ重視の密度:いちばん良かったのは絵柄でした。丸みのある可愛い系の絵で、そのうえでしっかりエロい。全10話・196ページを通して、読み味は終始エロ重視に振れています。
- 関係がなかなか固まらないじれったさ:身体の関係は早い段階から重ねていくのに、二人の呼び方がなかなか定まりません。この距離感を最後まで引っ張るので、読み味には「じれったい」が残ります。
良かった点 / 気になった点
◎ 良かった点
- 絵が可愛くて、そのうえエロい。可愛い系の絵柄が最大の魅力
- ヒロインのほうから関係を広げていく、珍しい立て付けのハーレム
- NTR・鬱展開・後味の悪さがなく、身構えずに読める
△ 気になった点
- シチュエーションの幅は広くない。ヒロインと関係を持つか、周りに流されて別のキャラと関係を持つかで、パターンが大きくは変わらない
- 読み終わって強く残るものは少なく、「エロかった」という手応えに落ち着きやすい
こんな人におすすめ / 向かない人
おすすめ
- 可愛い系の絵柄で、しっかりエロい作品を読みたい人
- ハーレム・複数プレイを、重い空気なしで読みたい人
向かない人
- ヒロイン一人だけを追う、一途な構成を求める人
- シチュエーションのバリエーションを重視する人
各話メモ
◎は夜棚が特に良かった話です。全10話で一本の物語が進む構成なので、結末に触れない範囲でまとめています。
- 第1話:夫から離婚を切り出された三上いづみが、自分の不注意で怪我をさせてしまった翔太を気遣ううち、二人の距離が縮まっていきます。
- 第2話:素性の分からない相手との同居に、妹のみのりが反対します。ところが、そのみのり自身も翔太と近い距離に立つことになります。
- 第3話:同居から一週間。アルバイトをすべて失って落ち込む翔太を、いづみが慰めます。
- 第4話:いづみの家に夏奈が現れます。いづみは翔太との関係をどう続けたいのかを自分の言葉で伝え、そのうえである提案をします。 ◎
- 第5話:翔太が、これまでとは毛色の違うアルバイトを経験します。報酬は得るものの、続ける誘いには自分なりの答えを出します。
- 第6話:翔太がいづみを映画と夕食に誘い、二人でデートへ出かけます。しかし雨に降られ、予定は思うように運びません。
- 第7話:デートの帰り道に起きた出来事をきっかけに、みのりの口からいづみの過去が語られます。
- 第8話:翔太が、いづみに対して自分はどうありたいのかを言葉にします。
- 第9話:課題に追われる翔太が夜に来なくなり、いづみは不安を抱きます。訪ねていった先で、翔太は自分の生い立ちを打ち明けます。
- 最終話:同居から二年。それぞれの生活が形になってきた頃、いづみは翔太を、過去の出来事が起きた場所へ連れて行きます。
「可愛い系の絵柄×ラブコメ」で選びたいなら、絵柄を軸にまとめたページもあります。同じポン貴花田さんの作品を、関係性や読み味の違いで比べて選べます。
まとめ
「おっとりみだらな三上さん」は、ヒロインが相手を独占しないという一点で立っている作品です。可愛い系の絵柄とエロ重視の密度は期待どおりに返ってくる一方、シチュエーションの引き出しはそれほど多くありません。込み入った設定より、絵の可愛さとエロさで読ませてほしい——そういう気分のときにちょうどよく効いてくれる一冊です。