「凸待ちにゃんこ」レビュー|可愛い絵柄で甘く読める全7話のオムニバス短編集

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難しいことは考えず、可愛い絵柄で甘くて濃い読み切りを何本か続けて読みたい。そんな気分に応えてくれる一冊があります。ねこまたなおみの単行本『凸待ちにゃんこ』を、夜棚(よるたな)が紹介します。

凸待ちにゃんこ(ワニマガジン社)の書影
目次

作品の基本情報

タイトル凸待ちにゃんこ
作家ねこまたなおみ
レーベル/出版社ワニマガジン社
作品形式成年コミック(単行本)
主なジャンル甘い/エロ重視/学園/コスプレ
属性・シチュ年上・年下・幼なじみ・従妹・女教師・お姉さん・巨乳/学園・拘束・コスプレ・制服
シリーズ単巻
発売日2023年12月21日
価格1,320円(税込・配信時点)
ボリューム全7話/167ページ

結論

夜棚の結論

評価:★★★★★(★5 / 5)
一言で言えば「絵が可愛い」一冊。その可愛い絵柄のまま、エロの場面もしっかり描き込まれているのがいちばんの魅力です。読み味は甘く、惜しいと感じたところは特にありませんでした。

こんな人におすすめ

  • 可愛い系の絵柄で、エロもしっかり読みたい人
  • 甘い読み味の読み切りを続けて楽しみたい人
  • 幼なじみ・お姉さん・女教師など、相手の違う話を一冊で読みたい人

向かない人

  • 軽いものでもSM描写が苦手な人(第3話)
  • ひとつの物語を長く追いたい人
  • ストーリーの厚みを重視して選びたい人
この作品のチェックポイント
  • 作品タイプ:短編集・オムニバス(全7話/第1〜2話は同じ二人を描く続きもの/この巻で完結)
  • 絵柄:可愛い系
  • 主な属性:年上・年下・幼なじみ・従妹・女教師・お姉さん・巨乳
  • 関係性・シチュ:学園/拘束/コスプレ/制服
  • 読み味:甘い/エロ重視
  • NTR要素:なし
  • 後味の悪い終わり方:なし
  • 鬱展開:なし
  • 暴力的な描写:なし
  • 人を選ぶ要素:あり(軽いSM描写)

取扱いサイト

※価格・販売状況はリンク先をご確認ください。

あらすじ・世界観

『COMIC快楽天ビースト』で描いている作家の単行本第7弾で、読み切りを中心に7本を収めた作品集です。巻頭の2話は同じ二人を描く続きもので、家にこもりがちな女の子が「配信」に興味を持ち、押し入れを配信部屋に作り替えようとしているところへ、様子を見に来た男性が居合わせるところから始まります。

残りの5本は独立した読み切りで、衣装のサイズをめぐる勘違い、怪談映像を一緒に見る夜、パパ活に興味を持った女の子、閉店したゲームセンターでの再会、卒業式を終えた図書室と、話ごとに舞台も相手も入れ替わります。どの話も二人の関係はこじれず、読み味は甘いほうにまとまっています。

夜棚レビュー

  • 絵柄:この一冊を選ぶ理由はここです。ヒロインがとにかく可愛く、その絵柄のままエロの場面も手を抜かずに描かれます。可愛さとエロさのどちらかが薄まることがありません。
  • 甘さとエロのバランス:読み味は甘く、それでいて本題の分量もしっかりあります。関係がこじれる話は入っていないので、安心して続けて読めます。
  • 第7話「春色の書架」:7本でいちばん良かった話。卒業した元図書委員と教師の話で、教師が自分の学生時代の制服を着て現れる場面は、普段の立場とのギャップが効いています。
  • シチュの幅:配信・撮影、勘違いから始まる衣装、再会、卒業と、話ごとに入口がはっきり違います。いろいろなシチュエーションを一冊で回せるのが楽しいところです。

良かった点 / 気になった点

◎ 良かった点

  • 可愛い系の絵柄で、エロの場面もしっかり描かれている
  • 読み味が甘く、関係がこじれる話が無い
  • 話ごとにシチュエーションの入口が違い、飽きにくい
  • NTR要素・鬱展開・後味の悪い終わり方は無い

△ 気になった点

  • 惜しいと感じた点は特になし
  • 第3話に軽いSM描写(目隠し・玩具の手錠)があるので、苦手な人は注意

こんな人におすすめ / 向かない人

おすすめ

  • 可愛い系の絵柄で、エロもしっかり読みたい人
  • 甘い読み味の読み切りを続けて楽しみたい人
  • 女教師の制服姿のようなギャップが好きな人

向かない人

  • 軽いものでもSM描写が苦手な人
  • ひとつの物語を長く追いたい人

各話メモ

◎は夜棚が特に良かった話です。第1話と第2話が同じ二人を描く「シークレット」の2話で、第3話以降は独立した読み切りです。

  • 第1話 シークレット×クローゼット:配信・自宅|配信に興味を持った女の子の部屋で、防音の備品やカメラが見つかる。危なっかしさを心配するうちに、家族がすぐ近くにいる状況で声を抑えることに
  • 第2話 シークレット×クローズアップ:撮影|撮影環境が完成し、テストへの協力を頼まれる。顔や映る範囲を隠す方法を確かめながら、カメラの前で
  • 第3話 はじめてのM:コスプレ・拘束|衣装のサイズの「M」を、彼氏が別の意味に取り違える。嫌なら止められることを確かめたうえで、目隠しと玩具の手錠を使った遊びへ
  • 第4話 しっとりコミュニケーション:お泊まり|大学生になった男性の部屋で、お酒を飲みながら怪談映像を見る夜。怖がる女性が帰りたくないと言い出し、途中から女性のほうが主導する
  • 第5話 おねだりテクニック:年下|金欠でパパ活に興味を持った女の子を止めようとした年上の男性が、からかうように「パパ」役を頼まれる
  • 第6話 Continue:再会|閉店したゲームセンターで、学生時代の対戦相手と再会する。再戦に勝ったら、当時の告白の本心を聞かせてほしいと持ちかけられる
  • 第7話 春色の書架:女教師・学園・制服|卒業した元図書委員が、図書室で教師に交際を申し込む。片付けを手伝う春休み、教師は自分の学生時代の制服姿で現れる ◎
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同じねこまたなおみの短編集。可愛い絵柄で読み切りを楽しめる点は共通で、こちらは全13話と収録数が多く、義姉や兄の恋人、上の階の奥さんなど、相手の立場が話ごとに変わります。絵柄が気に入ったら続けてどうぞ。

「なまイキざかり」レビュー

1冊でいろいろなシチュを回したいときは、短編集のまとめ記事もあります。読み味や注意したい要素の違いで、ほかの短編集と比べながら選べます。

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まとめ

一言で言えば「絵が可愛い」、読み終えて残るのは「エロい」という一冊です。可愛い絵柄のまま本題もしっかり描かれ、甘い読み味の読み切りが7本続きます。配信・撮影を描く2話から、再会、卒業した教え子と女教師まで入口は話ごとに違い、なかでも教師の制服姿のギャップが効いた「春色の書架」がいちばんでした。第3話の軽いSM描写さえ苦手でなければ、惜しいところの見当たらない短編集です。

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