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「普段は目立たない人が、装いひとつで別人のように大胆になる——そんなギャップを読みたい」——そんな気分に応えてくれる一冊。会社では地味で無口なOLが、コスプレをした途端にスイッチの入る連作を、夜棚が紹介します。
作品の基本情報
| タイトル | 大谷さんのコスプレ事情 |
|---|---|
| 作家 | ポン貴花田 |
| レーベル/出版社 | エンジェル出版 |
| 作品形式 | 成年コミック(単行本) |
| 主なジャンル | コスプレ/お色気 |
| 属性・シチュ | OL/両想い・ラブラブ/複数プレイ/コスプレ |
| シリーズ | 単巻 |
| 発売日 | 2016年10月14日 |
| 価格 | 1,100円(税込・配信時点) |
| ボリューム | 202ページ |
結論
評価:★★★☆☆(★3 / 5)
会社では地味で無口なOL・大谷さんが、コスプレをするとスイッチが入って大胆になる全10話の連作。ポン貴花田さんの可愛い絵柄は大きな魅力ですが、ブログの読者やコスプレ仲間など、話ごとに相手が変わっていく構成なので好みが分かれる一冊です。
こんな人におすすめ
- コスプレをした女性が大胆に変わるギャップが好きな人
- ポン貴花田さんの可愛い系の絵柄が好きな人
- 複数人での場面も含めて、にぎやかなお色気展開を楽しみたい人
向かない人
- ヒロインの相手が一人に絞られていてほしい人
- 3人での場面など、複数プレイが苦手な人
- コスプレという題材そのものに惹かれない人
- 作品タイプ:連作(全10話・この巻で完結)
- 絵柄:可愛い系
- 主な属性:OL
- 関係性・シチュ:両想い・ラブラブ/複数プレイ/コスプレ
- 読み味:コミカル/エロ重視
- NTR要素:なし
- 後味の悪い終わり方:なし
- 鬱展開:なし
- 暴力的な描写:なし
- 人を選ぶ要素:あり(コスプレ、ROM制作、複数人での親密な交流)
あらすじ・世界観
会社では地味で無口、憧れの先輩・川添さんに話しかけられても笑顔ひとつ返せない——そんなOLの大谷亜美が主人公です。
けれど彼女には、もう一つの顔があります。ブログにコスプレ写真を載せ、「あみ」の名前で読者のリクエストにも応えるレイヤーとして人気を集めているのです。
衣装をまとうとスイッチが入り、普段の彼女からは想像できないほど大胆になる。ブログの読者やコスプレ仲間との出会いを重ねながら、職場の先輩との距離も少しずつ変わっていく連作です。
夜棚レビュー
- 地味なOLとコスプレ姿のギャップ:職場では無愛想に見られがちな大谷さんが、衣装を着ると表情も態度も変わります。男性と話すのが苦手な彼女が、「コスプレをしていると積極的になれる」と自覚していく流れが本作の軸です。
- 読者・仲間・先輩へと広がる関係:ブログの常連とのやり取りに始まり、読者とのオフ会、コスプレ仲間のすみれとのコスROM制作、販売イベントへと舞台が広がっていきます。話ごとに関わる相手が変わるので、恋愛一本の物語というより、コスプレを通じた出会いを追っていく構成です。
- 可愛い系の絵柄:夜棚がいちばん良かったのは絵柄です。ポン貴花田さんらしい可愛い絵で、ヒロインの大谷さんが魅力的に描かれています。
良かった点 / 気になった点
◎ 良かった点
- 可愛い系の絵柄で、大谷さんが可愛く描かれている
- 職場での地味な姿と、コスプレをしたときの大胆さのギャップがはっきりしている
△ 気になった点
- ブログの読者やコスプレ仲間、取引先など、いろいろな男性との絡みが続く構成は、夜棚には少し苦手でした(エロさは十分なのですが)
- 露出の多いコスプレ衣装より、職場でのOL姿のほうが夜棚の好みでした
こんな人におすすめ / 向かない人
おすすめ
- コスプレをした女性が大胆に変わるギャップが好きな人
- ポン貴花田さんの可愛い系の絵柄が好きな人
向かない人
- ヒロインの相手が一人に絞られていてほしい人
- 3人での場面など、複数プレイが苦手な人
各話メモ
◎は夜棚が特に良かった話です。全10話で大谷さんの物語が続く連作なので、結末に触れない範囲でまとめています。
- 第1話:ブログ「あみ」の常連・ヒロから、個人撮影を頼まれた大谷さん。男性への苦手意識を変えるきっかけになればと、魔法少女風の衣装でホテルでの撮影に応じます。
- 第2話:ヒロに誘われ、ブログの読者が集まるカラオケのオフ会へ。衣装を着て歌い、お酒も入った大谷さんは、普段にはない積極さを見せます。
- 第3話:コスプレで知り合ったすみれの部屋を訪ねた大谷さん。二人で写真を撮っていたところへ、すみれの彼氏・竜治が現れます。
- 第4話:すみれと竜治と一緒に、ホテルスタジオでコスプレROMの撮影へ。撮影の進め方を教わりながら、大谷さんもROM制作に加わります。
- 第5話:初めてのコスROM販売イベントの会場で、大谷さんは玲と行動をともにします。女性と話すのが苦手な玲が打ち明けたのは、ある秘密でした。
- 第6話:急にモデルが来られなくなり、川添さんから新作水着のモデルの代役を頼まれた大谷さん。取引先の前で水着を披露することになります。
- 第7話:川添さんとの週末の初デート。素直に気持ちを伝えたいのに、緊張でワインを飲み過ぎた大谷さんは、コスプレの力を借りようと思い立ちます。
- 第8話:視点は川添さんの側へ。彼がブログの「あみ」の正体に気づいたいきさつと、コスプレをしていない自分も見てほしいという大谷さんの思いが描かれます。 ◎
- 第9話:すみれと進めていたコスROMの話をめぐって、大谷さん・川添さん・すみれの3人が顔を合わせます。すみれとの友情にも一つの答えが出る回です。
- 第10話:時間が流れたあとの後日談。しまい込まれていたコスプレ衣装が、ふたたび日の目を見ることに——。
同じポン貴花田さんの作品でも、こちらは可愛い絵柄のまま両想いの甘さに寄せた4作。ギャップや大胆さではなく、甘い距離感を読みたい夜はこちらから選べます。
同じくOLが主役で、職場の空気が話に絡む一冊。あちらは上司と部下という立場そのものが距離感を作る連作で、コスプレのような見た目の変化ではなく、近づいては離れるじれったさで読ませます。
まとめ
「大谷さんのコスプレ事情」は、会社では地味で無口なOLが、コスプレをした途端に大胆になる全10話の連作です。ブログの読者やコスプレ仲間との場面が多く、相手が一人に絞られない構成は好みが分かれますが、ポン貴花田さんの可愛い絵柄でコスプレものを楽しみたい夜には手に取ってみてください。